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ニュースリリース

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2018年6月14日

レーザディスプレイの高輝度化や色再現性の向上に貢献

業界最高の光出力※1130mWを実現した緑色半導体レーザを量産化

緑色半導体レーザ<GH0521DA2G(φ5.6 TO-CAN)>

 シャープは、業界最高の光出力130mWを実現した緑色半導体レーザ 2モデル<GH0521DA2G/GH0521DA5G>の量産を、本年10月より開始します。

 半導体レーザは、ヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)※2やヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)※3など、レーザディスプレイの光源として活用の幅が拡がっています。

 本緑色レーザは、当社従来モデル※4の約4.3倍にあたる、業界最高の光出力130mWを実現しました。光の三原色である赤色・緑色・青色のうち、緑色は、同じ光出力でも他の色より明るく感じるという人の視感度特性があることから、レーザディスプレイの高輝度化に大きく貢献します。

 同時に、光の波長を520nmに長波長化※4しました。これにより、色再現性が向上し、より色鮮やかな映像の表示が可能となります。

 直径5.6mmの標準タイプと、ディスプレイの小型化ニーズに対応する直径3.8mmのコンパクトタイプを揃えました。当社は、光の三原色の各色に対応した高出力の半導体レーザをラインアップし、お客様の多様なご要望に応えてまいります。

品名

緑色半導体レーザ

形名

GH0521DA2G(φ5.6 TO-CAN※5)/GH0521DA5G(φ3.8 TO-CAN※5)

サンプル価格(税込)

10,800円

サンプル出荷時期

2018年8月上旬

量産時期

2018年10月上旬

月産台数

500,000台

主な特長

1.緑色半導体レーザにおいて、業界最高の光出力130mWを実現し、レーザディスプレイの高輝度化に貢献

2.光の波長を520nmに長波長化し、レーザディスプレイの色再現性を向上

3.標準的な直径5.6mmに加え、小型化ニーズに対応する直径3.8mmの2モデルをラインアップ


※1 2018年6月14日現在、シングルモード動作の波長520nm帯域(25℃)の緑色半導体レーザにおいて。シャープ調べ。

※2 HUD:Head Up Display(車のフロントガラスなどに情報を表示するディスプレイ)

※3 HMD:Head Mounted Display(頭部に装着し情報を表示するディスプレイ)

※4 当社従来機<GH05130B2G/GH05130B5G>の光出力は30mW、波長は515nmです。

※5 φ5.6 TO-CAN : 直径5.6㎜金属パッケージ、φ3.8 TO-CAN : 直径3.8㎜金属パッケージ。

緑色半導体レーザ<GH0521DA5G(φ3.8 TO-CAN)>

仕 様

項目

条件

特性値※6

しきい値電流(TYP.)

-

100 mA

動作電流(TYP.)

光出力=130mW

300 mA

動作電圧(TYP.)

6.8 V

ピーク発振波長(TYP.)

520 nm

ビーム広がり角

(TYP.)

平行

垂直

22.5°

※6 仕様を変更する場合があります。

 お問い合わせ先

お客様 : 電子デバイス事業本部 レーザー事業部 企画部 (084) 940-1920

(注)
ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。

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