咀嚼計「bitescan(バイトスキャン)」
噛むをはかり、気づき、行動を変える bitescan 咀嚼計 バイトスキャン
ver2に進化!iOS対応
2020年度
グッドデザイン・ベスト100受賞
耳にかけて「噛む」を計測する bitescan
bitescanは耳に掛けて噛む回数などの食行動を計測するウェアラブルデバイスです。「噛む」を計ることを通して、噛むことの大切さを考えるきっかけをつくります。
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スマートフォンと連携して
リアルタイムで計測
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独自のアルゴリズムで
噛み方や姿勢を計測
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食習慣を振り返る
食事・咀嚼ログを蓄積
HOW TO USE
bitescanの使い方
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耳にかける
bitescanをスマートフォンと接続し耳に装着します。サイズが合わない場合はアタッチメントを交換します。
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写真をとる
食事内容を記録用として、撮影します。撮影をスキップすることも可能です。
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普段通りに食べる
リアルタイムに咀嚼回数を計測します。カウントアップを非表示にすることも可能です。
bitescanの詳しい使い方
接続から計測結果の確認まで一連の流れは動画をご覧ください。
TECHNOLOGY
搭載技術の仕組み
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TECHNOLOGY.1
距離センサ
顎の動きに伴い耳介裏の皮膚が動きます。bitescanに搭載された距離センサはその微小な変化をセンシングしています。独自アルゴリズムによって、咀嚼回数やテンポを判定しています。
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TECHNOLOGY.2
加速度センサ
bitescanに搭載された加速度センサは動きと角度をセンシングしています。食事中の頭の角度を「姿勢」として、動きを「落ち着き」として結果画面で表示しています。
MORE DETAILS
bitescan製品詳細
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単機能モデル
BH-BS2RLApp | bitescan LAB -
ベーシックモデル
BH-BS2RDApp | bitescan LAB -
フルサービスモデル
BH-BS2RRApp | bitescan LAB- 咀嚼回数、ひとくち平均、咀嚼テンポ、食事時間
- 姿勢、落ち着き、食事ログ出力機能
- センサRAWデータ
クラウドサービス
クラウドサービス
クラウドサービス対応モデルはクラウドからデータを確認できます。
ご利用の場合は別途お申し込みが必要です。詳細はお問い合わせください。
複数台接続モデル
について
複数台接続モデルでは、1台のスマートフォン・タブレットで同時に30台まで接続することができます。食に関するイベントや、教育機関での食育の一環として活用が可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。
※使用する商品は複数台接続モデルです(BH-BS1RB)
bitescan (BH-BS2RD/RR/RL) 製品詳細
- 使用センサ
- 赤外線距離センサ/加速度センサ
- 材質
- 本体:PC樹脂 アタッチメント:シリコン樹脂 収納ケース:PC樹脂
- 電源
- 充電型リチウム電池(最大約15時間連続動作可能)
- 対象年齢
- 概ね4歳以上(アタッチメントサイズ:XS、S、M、L)
- アプリ対応
- iOS/Android
-「データ収集サポート」サービス
について-
研究など計測ニーズに合わせて、bitescanを使ったデータ収集をサポートするためのサービスです。
計測の規模や期間に合わせてプランをご提案しますので、お気軽にお問合せください。
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point 1
データ収集の規模や期間に合わせて、必要な計測機器を弊社が用意します。
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point 2
スタッフが現場に入り、使い方のレクチャーや計測補助を行います。
導入までの流れ
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お問い合わせ
お客様のご要望に合わせた最適な提案をいたします。お気軽にご相談ください。 -
ヒアリング
具体的な計測人数やスケジュールなどをヒアリングさせていただき、お見積りを作成します。 -
お申込み
諸条件をすり合わせた後に、お申込みいただきます。 -
計測/データ送付
計測現場にスタッフがお伺いします。ご使用方法のレクチャーや計測補助を行います。
※計測データは後日納品
STUDY
研究事例について
新潟大学歯学部と共同で
噛むを行動変容することの効果を研究
bitescanを活用し、噛むことのエビデンスを作る
これまで、私たちが日常で何回噛んでいるかという大規模な咀嚼データを収集することは、計測手段が充実していなかっために困難でした。一口30回噛みましょうと指導されることがありますが、食事内容によって咀嚼回数は異なるため完璧な指標であるとは言えません。歩数のような1日1万歩という目標や目安も存在していません。
新潟大学歯学部と共同で取り組んでいる研究では、日本人の大規模咀嚼データを取得し、私たちの咀嚼行動と心身との関係性を明らかにするとともに、健康的な生活習慣のための正しい食べ方に導くことを目標にしています。
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高精度で咀嚼回数を計測可能
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bitescanによる効果
bitescanを活用した投稿論文
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bitescan の咀嚼判定精度に関する研究
bitescanの精度を検証した論文。bitescanを用いて計測した咀嚼回数は、他の装置で計測した結果と高い相関を持っており、平均して101%の精度で測定できました。
Hori K, et al. Reliability of a novel wearable device to measure chewing frequency. J. Prosthodont Res, 65(3): 340-345, 2021.
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BMI と咀嚼因子の関係
咀嚼回数とBMIとの相関を検証した論文。BMIは性別・年齢・咀嚼回数・取り込み回数・咀嚼能率と関連しており、BMIが高い者ほど咀嚼回数や取り込み回数が少ないことが明らかとなりました。一方で、咀嚼行動と咀嚼能率との間に相関は見られませんでした。
Yoshimura S, et al. Relationship between masticatory factors and body mass index with wearable device. Sci Rep. 12(1): 4117, 2022.
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その他 bitescan を活用した報告論文
ウェアラブルデバイスを用いた咀嚼行動モニタリングについての総説。bitescanの紹介もしています。
堀一浩ら。ウェアラブルデバイスによる咀嚼行動モニタリングの現状と展望、日本咀嚼学会誌。31(1), 2-9, 2021.
学童を対象に行った「かむを測り、気づき、変えるための食育プロジェクト」に関する論文。bitescanを用いて給食時に咀嚼行動変容介入を行いました。
堀一浩ら。かむを測り、気づき、変えるための食育プロジェクト : パイロットスタディ、日本咀嚼学会誌。31(2), 83-90, 2021.
食育サービス
bitescanで普段の食べ方を計測し、計測結果を集団や統計データと
比較可能なレポートとして見える化する事で、
自身の噛み方に意識を向け、より良い咀嚼習慣を促す食育サービスを提供しています。
bitescanで普段の噛み方を計測する
bitescanを装着し、
いつも通りの食べ方で咀嚼行動を計測します。
給食やお弁当、おにぎりなど、導入先に合わせた食材での計測が可能です。
レポートで自分の噛み方を振り返る
一人ひとりの食べ方に対してレポートを提供
レポートは計測の実施形態によって、
一緒に計測したグループ、もしくは統計データと比較できます。
みんなの平均と自分のデータを比べることで、良かった点・改善点を把握することができます。
学びを深めるツール
自分の計測結果に対してより理解を深められる
コンテンツをご用意しています。
〈 授業教材 〉
かむことの大切さを学ぶ
〈 ワークシート 〉
振り返り、目標をたてる
よく噛む習慣を「身につける」ために
bitescanを用いて、意識的に噛むトレーニングをすることでより効果的な行動変容を促します。
レポートから得た気づきや目標を意識しながら、アプリの咀嚼カウントを表示した状態で計測を行います。
咀嚼カウントはリアルタイムに確認できるので、立てた目標の達成を目指したり、回数が増えていくことを楽しみながら食事できます。
楽しく身に付くフィードバック
よい食べ方ができた証に、
ワークシートに貼れるシールをプレゼント!
みんなで楽しく取り組めるコンテンツを提供します。
食育サービスの実施による食行動の変化
介入後には
咀嚼行動が有意に改善
<出典>日本咀嚼学会雑誌31巻2号(2021)
かむを測り、気づき、変えるための食育プロジェクト
:パイロットスタディ
- 食育サービス導入事例 -
同じものを一緒に食べ、みんなで比較。
共通の環境下において比較しあい、気づきを得る
体験が可能です。