イルカの高速遊泳
が家事時短に貢献?!
イルカの尾びれ&表皮しわ応用
全自動洗濯機 パルセーター
日々の生活をしていく上でどうしても避けて通れない「家事」。「少しでも負担が減ったらいいのに…」とのユーザーニーズに応えるため、洗濯機にできることは何なのか…。浮かび上がったのが洗浄時間の短縮だった。
より効果的な洗浄を実現するために、新しく注目したのは洗濯槽の中での衣類の上下の入れ替わり。入れ替わりが早くなることで、洗浄力が強化され、洗いムラも改善することがわかった。衣類の上下の動きを促進するような、強い流れを生み出す新しいパルセーターの開発に着手し、今までパルセーターの裏面に採用していたイルカの尾びれ形状を表面にも応用することで、衣類と水を上手に動かすことができるようになった。
ネイチャーテクノロジーの採用で
パーツはここまで変わりました
従来パルセーター
従来のタテ型洗濯乾燥機用パルセーター。パルセーターに施された線は、水流に沿うようにして、水の抵抗をなくすようになっている。
表面
裏面
第一世代イルカの尾びれ&表皮しわ応用
パルセーター(8~9kg用)
イルカの尾びれと表皮しわを応用した、タテ型洗濯乾燥機用パルセーター。パルセーターの表面にはイルカの表皮のしわを、そして裏面に、イルカの尾びれを応用した形状を採用している。
表面
裏面
第二世代イルカの尾びれ&表皮しわ応用
パルセーター(パワフルドルフィンパル)
2カ所だったイルカの尾びれ形状を4カ所に採用。見た目の“イルカらしさ”はなくなっているが、かき混ぜる力は強まっている。
表面
裏面
第三世代イルカの尾びれ&表皮しわ応用
パルセーター(パワフルドルフィンパルNEXT)
パルセーターの裏面は、イルカの尾びれ形状を第2世代と同様に4カ所に採用。また、表面はイルカの表皮のシワに加え、尾びれを応用した流線形の傾斜面は強い水流を作り、衣類の上下移動を促進するのに貢献している。
表面
裏面
衣類の上下移動促進、洗浄ムラ抑制で
洗い時間を15%短縮
パルセーター裏面に採用していたイルカの尾びれの形状に加え、新たに表面にもイルカの尾びれ形状を応用することで、水流を大幅に強化することに成功。この表面に採用したイルカの尾びれ形状と、右回転と左回転を交互に繰り返す回転の制御を、イルカが尾びれを上下に蹴りだすリズム(ドルフィンキックパターン)に合わせることによって、回転だけでなく上下の運動が加わり、衣類の入れ替わりがより促進されるようになった。洗浄効率の向上により、洗浄時間の短縮を実現した。
水流
従来パルセーター
従来パルセーターの水流は回転方向のせん断力(ねじる力)で洗浄していた。
第二世代 パルセーター
イルカの尾びれを応用したパルセーターでは、回転に上下の運動が加わり、もみ洗いの効果を実現している。
第三世代 パルセーター
新しい尾びれ形状で水流がさらに強化。ヨコ、タテ方向の強い水流を生み出している。上下の動きが強化されたことで、衣類の入れ替わりが促進された。
衣類の上下入れ替わりイメージ
第二世代 パルセーター
第二世代パルセーターでは、約60秒かけて衣類の上下が入れ替わっている
第三世代 パルセーター
第三世代パルセーターでは、約30秒後に衣類の上下が入れ替わり、約60秒後でまたさらに入れ替わっていることがわかる。第二世代に比べ、入れ替わり時間が早いことが実験でも実証されている。
お手本にした生物の
ココがすごい!
しわを作って高速遊泳する、
イルカ
謎の多い高速遊泳は、イルカという生き物の大きな特長の1つですが、イルカにはまだまだすばらしい特長があります。眠り方もその一つ。かつてイルカはずっと泳いでいて眠らないと思われていました。しかし、最近の研究では、右目を閉じている時には左脳を、左目を閉じている時には右脳を休ませて、左右の脳を交互に眠らせることができると言われています。そうすることで、眠りながらもサメなどの敵を警戒することができるそうです。
イルカの高速遊泳